既存建築物の各種劣化調査から改修設計までをサポートします。3Dレーザースキャナー等にによる建物内外の測量・CAD/BIM化、赤外線カメラや打診による仕上げ材の浮き調査、クラックのキャプチャーと分析、漏水調査等、建物の測量・調査から改修設計・工事監理まで対応します。特に建物の外部まわり、いわゆる外壁、仕上げ材、建具、シーリング、屋根・防水の劣化調査および改修設計は、公共建築物を中心に一級建築士 + 建築仕上診断技術者として豊富な実績があります。また事務所開設当初より工場関連施設の移転、倉庫から工場へのコンバージョン、構造補強、既存倉庫の土間コンクリート刷新と地盤改良など、既存建築物にかかわる多くの高難度案件の設計・監理経験があります。
既存建築物構造調査・解析・改修
既存建築物の耐震補強や構造補強をサポートします。木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など構造の種類や方式にかかわらず、調査、解析、改修設計、工事監理まで対応します。
下の図は、昭和と平成にかけて増改築を繰り返し構造が複雑化した住宅の耐震補強プロジェクトです。構造図が無かったため現地調査をもとに2D構造図を作成しましたが、新旧の木材が上下に混在し読解が困難だったため、BIMで各時代のフェーズを再現し、モデル上で昭和のオリジナル構造フレームががどのように変容したのかを分析しながら構造補強案をデザインしました。基礎は無筋だったため、カーボンファイバーによる補強や部分的に建物をジャッキアップし新規鉄筋コンクリート基礎を設置し直すなどして、耐震補強とともに要望のあったホームエレベーターも設置することができました。